シミ除去施術の経験談

シミは治療ができる。そしてシミの治療は果てしない。

朝、鏡に映る顔を見て気分がげんなりする日が増えた。

若い頃、肌の不調といえば食べ過ぎやストレスで吹き出物が出る程度だったが、今では血色の悪さに始まり、くすみ、乾燥、シミ、ハリのなさ、目の下の黒ずみ(クマなのか色素沈着なのかすら定かではない)などなど、肌の不調をあげればきりがなく、どこから手を付けていいのかわからない状態だ。

「とりあえず、くすみを取ろう。」

さんざん鏡を見つめた結果、くすみがなくなれば、ある程度マシになるかも知れないと思ったのだ。
とはいえ、これでも基礎化粧品は、美白効果が高いと言われるものを何年もライン使いしていた。私の顔は、もはや市販の化粧品などでは太刀打ちできないのであろう。
あっさりと美容皮膚科で良さそうな処置はないか探し始めた。
見つけたのが、フォトシルクなる処置だ。クリニックによってフォトRFだのフォトシルクだの名前が違うが、どれもくすみを飛ばすと書いてある。早速通いやすそうで値段も手頃なクリニックに診察の予約を入れた。
だがそこで医師の悲しい一言「あなたは肝斑もあるので、今のところフォトは受けられません。まず肝斑の除去を考えましょう。」。
私は肝斑もあるのかと気落ちはしたが、せっかく人生初の美容皮膚科受診だから何かの処置を受けたいと思い、メドライトといわれるものを受けることにした。
長くなるので詳細は省くが、メドライトは何度も通ってようやく効果が得られるものらしい。事実私も10回くらい通い、思ったより改善した。

しかもこの処置は、施術後肌のトーンが明るくなる。最初の目的をある程度達成できて嬉しく思っていたのだが、肝斑が薄くなり肌のトーンも明るくなったら、シミが目立つ。メドライトを始めるときに肝斑には効果あるがシミには効かないと医師に言われていたが、本当に効果はないようだ。
こうなると

「せめて一番大きい右ほほのシミだけでも消したい。」

と思うのは、当然のなりゆき。
美容皮膚科のスタッフに相談すると同じクリニックではシミ取レーザーをしていないので、系列の「MAME大阪 心斎橋」というクリニックが専門でしているとのこと。
ちょうど紫外線の弱い12月。早速診察の予約を入れ、処置を受けることにした。
診察時に、Qスイッチルビーレーザーというのは、処置後最低一週間は保護テープ(後でわかったが、キズパワーパッドのようなドレッシング剤)を貼ったり、3ヶ月はシミの再発を防ぐためUVケアを丁寧に行う必要がある、シミが消えるまでは6ヶ月くらいかかると思ってほしいと聞いた。後でネットで調べると、レーザーをあてるとき結構痛いし(人によっては部分麻酔を使うらしい)、その部分にかさぶたができると書いてあり、少しびびりながら処置を受けた。

「何だ思ったほど痛くない。」

冷却してからレーザーをあてるからだろう。処置時・処置直後は、痛いとはあまり思わなかった。だが、処置した後の数日間は、照射した部分がじんじんした。まさに軽いやけどのような感じだが、耐えられないわけではなかった。
ちょうど冬だから、右ほほの患部はマスクで隠せて、肌になじむ色の保護テープを貼ってもらえたので、多分職場の同僚も気づかなかったと思う。保護テープはある程度はがれてくるまで貼っていたので10日くらいはそのままにしていた。
保護テープをはがすときは、黒っぽいかさぶたごとはがれた。

「すげえ。」

かさぶたがはがれたところは、まだ弱そうな皮膚だが、まさに一皮めくれて明らかに今までのシミの色と違う。これからどうなっていくのか楽しみになった。
私は喉を痛めやすく職場では冬の間ずっとマスクをしているので、患部とマスクとの摩擦で色素沈着しないよう残った保護テープもしばらく貼っていた。
その後UVケアを気遣ったり怠ったりしながら6ヶ月。
右ほほのシミは、自分以外にはわからないぐらい薄くなった。

「レーザー受けて良かった。」

心からそう思う。と、同時に

「気づかない間にできた左ほほのシミも何とかしたい。」

と、思ってしまう。
美容整形ほどの派手さはないが、美容医療のスパイラルに、じんわりはまってしまったと思う。